氷上のデブ

思いついた、試した、いつまで続くか分からない。

ありがとう、バレットジャーナル

 昼間って、なんか「やらなきゃやらない事」を回避する雰囲気があるようで(嘘をつくな)、ふと手帳も来月で新しいログページを作らねばならないななんて思って……作っていた(おいおいおい)。
 4月から9月の分。

 手帳を付け始めても、文字通り三日坊主な私、日記も同じ、とにかく憧れるのにどうにも上手くいかない手帳。
 でも、創作関係のタスク管理というか、工程管理? それは上手くやりたい。けど、Todoistを使ってやっていた時もあったけれどそれも結構ぐちゃぐちゃになって、上手くいかず。なんか「メモ」と「工程」がぐちゃぐちゃになっていってタスクが膨大な量になるというか、まぁ、そういう事があったりなど。

 で、約半年前。去年の10月から、前々から気になっていたが「失敗するだろうな」と思っていて手をつけなかったバレットジャーナルに挑戦してみた。

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 というわけなんだよ(?)。
 色々とやり方を調べて挑戦してみたら、これがなんとも自分の脳みそ(ドジっ子)と相性がよかったらしく。
 工程管理が結構上手くいった。
 仕事でやっている事じゃないし、この創作がもし仕事だったとしても家でやっていると生活との境界があやふやで、急に家の用事だのなんだのがあったりすると私の脳ちゃんではちょっと対処するのが難しかったり、忘れてしまったり、やめてしまったり、寝込んでしまったりがあるところを上手く助けてくれた。
 パニックになって寝込む以外に、持病で寝込む事もあるけれど、これにも上手く対応してくるバレットジャーナル、すごい手帳であった。

 やり方というのは、ググってみると結構たくさん記事になっている。
 色んな記事から、自分に合いそうなものをみつけて読んで、真似する事から入ったらいいと思う。私もそうした。

 私が普通の手帳で「ああ、もうダメだ、やめよう」ってなった要因の一番大きなものは、始めから印刷されたログページ?を使わねばならず、自由に書けるページ、すなわち白紙ページがめっちゃ少ないという事だった。

 バレットジャーナルは、白紙のノートを買ってきて始める。
 カレンダーとかを全部自分で書く。
 こういうのが苦手、嫌いな人には不向きかもしれないが、自分仕様のカレンダーとか、自分仕様のデイリーログページとか、それらが一緒になった手帳とか、そういうのは見付けられないから、私はこの白紙から作るっていう目からうろこみたいな考えに感動してしまった(感動しやすい質ではある)。

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 昼から作った作り立てだから殆どなんも書いてないけど、六か月のカレンダー。
 前回の半年分ではわざわざ別にエアブー用の六か月カレンダーを作っていたが、この六か月カレンダー(バレットジャーナルでは「FutureLog」という名前になっている)には殆ど書く事ないので一緒に書き込んでもいいなって、さっき思い付いた。

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 その後、ひと月のカレンダーを作る。
 これも、人それぞれのカレンダーがある。私はこういう障子みたいなやつで、右端にメモれる風にしている。メモ欄は偶然できた余白を利用しただけだが、半年使ってみて、これはあってよかったなって思った。

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 これが一番よく使う、毎日見るデイリーログっていうやつ。これも、人それぞれ好きな形があると思う。とにかく、自分の使いやすいように作るのだ。
 私は見開きで一週間の形。右端下段の余白、これも偶然できたんだけど、ここにその週のタスクをまとめて書くようにしたら、めっちゃ便利で把握しやすかったのでこれもよかった。

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 こういう感じでね、一週間の。ここを見て、日々のタスクを書き入れて、完了したらここのやつも完了の印をつける。日曜日の寝る前に未完のものは、次の週のこの欄にまた書いておく。
 この項目の頭の「・」を、英語でバレットというらしい。このバレット付きのタスクを管理していく手帳って事なんだろうね。私は、全てメモから何から、これを付けて書く。
 そんで、印の決まりを作っておいて、そのタスクがどういう状態なのかその日が終わる時に記す。

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 私はこういう風にしている。
 絵や小説は、手を付けてもその日に終わる訳でない事が多いけれど、未完だけど、今日はその作業はしたんだよって分かるように、そういうマークも作った。
 工程メモも、このバレットを付けて書いている。

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 ので、これをデイリーログの一週間のところなんかに書き込んだら、くさびみたいなマークを付けるようにして、この工程メモからも、どういう風になってるか分かるようにしてみた。

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 工程メモっていうのは、こういうのを作って書きこむんだけど、普通の手帳だと、同じ手帳の中にこういうのを作れないので、こういうのと、他のログなんかを全部一冊にできるのが本当にいいと思う。そういうのが合う人にはって事だけど。
 アプリは、画面が小さくべらべらめくったりなんだり、ガサガサできないのが難点だったかもしれない。見えないものはないように思えるタイプの脳ちゃんなので、手帳のぱっと見られる感じはストレスが少ないね。
 でも、全部詰め込んで行き当たりばったりログページ作ったりしたらそれこそぐちゃぐちゃになるやんってなるけど、バレットジャーナルでは、始めの所にインデックスを作る。
 ので、ここを、自分の脳みそに合わせて分かりやすいように書いておくとめちゃめちゃ助かる。私はインデックスに関しては大して特別な特性?がないので普通に書いている。

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 でも、ここを見る事を結構怠る性質はあるので、よく見るページには付箋を貼ってすぐ開けられるようにしていたりする。
 後、私の手帳はしおり紐が二本あるので、それもよく見る所へはさんでいる。
 バレットジャーナルで自分に合っているなと思う所もう一つ。
 それは、間違ってしまっても「ま、いいか」って思えるところ。普通の手帳で7月の欄に9月の予定を書いてしまっても(みんなはそういう事がないかもしれないけど、私はわりとある)、作り直せるのでいい。作り直したページをインデックスに記したり、あるべきだったページに移転先としてメモったりしておくと大丈夫だ。

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 見事に間違った。
 六か月のログのとこでは日曜始まりのカレンダーを書いた。ネットで参考にしたカレンダーがそうだったから。
 でも、私は月曜始まりが分かりやすいので、マンスリーからは月曜始まりにしていたのに、日曜始まりのカレンダー見てる事忘れてずれてしまった。
 次のページに作り直した。
 後、マンスリーログの後に続けてその月のデイリーログを作るんだけど、6月のデイリーログの後7月のマンスリーログを作るの忘れて続けて7月のデイリーログを作ってしまった(間違いまくりやないか)。

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 どんなアホにも対応してくるバレットジャーナルが大好きになった。

 そういう訳で、メモのページとかも、試行錯誤しても白紙ページの手帳だから、書きかけても使いづらかったらやめて新しく作れるとか、そういうのが試行錯誤が激しい私には本当に助かる手帳だ。

 手帳そのものの話だけど、白紙の手帳でページ数が多いやつがいいと思う。
 やたら線を引くから、方眼とか、ドットとかあるのがいいと思う。
 私は始め買ったやつが、めっちゃ紙がよくて気に入ったんだけど、ドットが薄くて老眼では対処できず、ド近眼を活かして線を引く時は眼鏡をはずすとかしていたんだけど、近眼が強すぎて結構つらくて結局買い直した。
 今使っているやつはバレットジャーナルの記事ではとてもよく見る「ロイヒトトゥルム」というメーカーのやつで、それで検索するとすぐ出てくるやつだ。これは紙とか細かいところ(糊の付き方とか)は、前のやつにちょっと負けるんだけど、色とか、表紙の硬さとか、しおり紐が二本とか、そういうのがめちゃくちゃいい。インデックスの欄が多いのもいい。
 けど、ちょっと、お高い……。が、一年半とか二年とか使うと思うから、手帳二冊分と思えばそんなもんか、である。

 という訳で。また昼間の時間を原稿以外の事に費やしてしまった。

 元々原稿がよくはかどるのは朝と夜なんだけど(私は)、その、朝に起きられないのがずっと続いていて、結構いたい。
 が、この頃昼寝をしなくても一日もつようになってきた。昼に存分「いらんこと」しておけば、夜原稿できるからその点は寝込んでいた時より随分頑張れるようになってきた。
 後少しだよね。春が来たら朝も起きられるようになってくるぞと、期待している。
 今日は夜から原稿を仕上げて、入稿できるようにしたい。昨日だいぶ下地を作っておいたからあとちょっと。頑張ろう。