氷上のデブ

思いついた、試した、いつまで続くか分からない。

オリジナルで構わなくはない

 プロットをやっている時、時々ハッとする事がある。
 これ、オリジナルで構わなくない?
 この事。
 ラクガキ的瞬発力でもって書くタイプでない私の二次創作小説は全てその疑問に晒されるだろう。そして私はしばしばそれに悩まされてきた。調子の悪い時は、もう二次創作はやめようかなと思ったりもした。
 でも、つい今リビングを出て階段を上がり、自室へ向かっている時これまたハッとした。
 お門違いじゃないか?
って事。
 なぜ二次創作で小説を書くのか。
 これが私の小説の存在する理由、意義。
 オリジナルで構わなくない?
 この疑問は作者側ではなく、読者側から発せられるのではなかろうかという私の恐れだ。不安であり、ビビる気持ちだ。
 そして、私が二次創作小説を書く原動力は95%が「動く推しを見たい」「推しの息吹を感じたい」そして「横道それた推しを見たい」で占められる。だからこそ現パロばかり書き、オリジナルでもよさそうなネタを前に、推しらしく動いてもらうためにプロットを組み立ながら白目をむいている。
 推しの愛で方は人それぞれ。
 グッズやぬいを愛でまくる人がいれば、私はオリジナルでもよさそうなネタで推しらしいプロットを組んで文章を書き、書きながらエモーショナルな心にエモーショナルなエピソードをぶつけて涙するのだ。
 それでいいのよね?
 いいと思う。