氷上のデブ

思いついた、試した、いつまで続くか分からない。

片付けるとなくなるのなんで?

冨岡大将「捜しているペンはこれだろう」
ワイ「いいえ、それではありません。そして探しているものはペンですらありません」

 ボールペンの替え芯を探していた。
 二本買って、一本は今ペンの中で使われている。もう一本は、ペンを買った時に装填されていたやつと一緒にしておいた。
 が。
 あれは……ひと月も前か、もっと前か……。
 ちょっとだけ片づけをしたんだな。
 片付け、大嫌いなんだけど、少しは片付けないとなって……

 あーっ!!!!!

 いや、いい、とにかく書き進める。

 片付けが嫌いなポイントはいっぱいある。一番大きなポイントは「片付けるとなくなる」って事。
 物がひとりでに動くなんて事はないのだから、正確には「どこへ片付けたか忘れてしまう」って事なんだけど。
 そのボールペンの替え芯も、ちょっと前にも探したんだけど分からなくて放置した。今日は二度目の捜索だったんだけど、やっぱり分からない。
 しかも腹が立つ事に、片付けながら「これ、こんなとこに片付けたら絶対どこに片付けたか分からんようになるで」って思いながら片付けたって事は覚えているんだよね。その時にメモしておくとかすればいいのに、その時はそうしないんだから本当に腹が立つ。
 さっきももう諦めた。Amazonで新しいのを買おう。そう思っていた。
 いたんだけど、さっきの「あーっ!!!!」って時、実は思い出した。ワハハ。記憶って不思議だよね……。なぜ思い出したのかな。
 ずっと「チキショー」って探していた時は机の周りばかり探していたし、絶対そのあたりに片付けたのだと思い込んでいた。この呪縛。これがさっき「あーっ!!!!」って時に急に解かれたんだ。何によって解かれたのかはよく分からないけど。
 「机周り」というゾーンとは違うゾーンに置かれているコーナンで買ったスタックできる箱の中にあった。びっくりした。でも思い出せてよかった。もう忘れないだろう(そしてメモを怠る)。