このところ読書スピードが激落ちしているのでいい気になって読み終えた本を放置しすぎた。ちょっと、忘れてるかもしれないから、パラパラと振り返りながら書こう。
キャンディス・フォックス 著、創元推理文庫。
ここのところ出くわしていなかった骨太のミステリという感じ。いやほんとに。
だからといって気分が落ち込むほどのシリアスさがあるという事もなく、その辺りはいい塩梅になっていると思う。
それから、現在に過去がさしはさまれる形で進んでいくが、このさしはさまれる過去も読むのがつらいとか退屈だとかいう事はなく、そして、きちんと現在につながっている。「彼(あるいは彼女)がなぜこんなにイカれてしまったのか」みたいな過去ではなく、過去の話にも興味を持てるところが十分にあって、それが現在にきっちりつながっているのだから、そういうのはうれしい事だ。
警察小説で、この作品では少し主人公の存在が薄いと感じるが、シリーズで続きがあるというので、これは見つけたら買って読みたいと思う。
読書スピードがめちゃめちゃ落ちたというのは、読書に割く時間がめっちゃすくなくなったためだ。眠すぎる日々ってのがあったので……。また今読んでいるやつの続きを読むために、読書にも時間を割いていこうと思う。