氷上のデブ

思いついた、試した、いつまで続くか分からない。

重すぎる腰を上げる(お裁縫)

 春頃だったか……ちょっと、服を作ったりしていた。
 テレビを見ていて、自分も作ってみたい、カンタンなやつ! という風になって、本屋で簡単服作りの本を買って来て2着作った。3着目の布を買ったところで少しソーイングはお休みとなった。
 体調云々あったのだが、休みがあってよかった。あのペースで布を買っていたら破産してしまう。
 そんなソーイングだが、私はちょっと、ミシンをあまり上手く使えなくていつも手縫いだ。ミシンはいつも要らぬところを一緒に縫ったりオーバーランしたり、色々大変なのだ。手縫いだって、中学生の頃よくスカートの縫い上げが下りてしまって自分でまつる時にはいてるスカートやズボンも一緒に縫ったりしていた。
 今は手縫いはその頃よりはだいぶマシになった。
 で、キッカケなどはなく、今日ふとあの布で縫うつもりのざっくりドレスを縫おうと思い立った。
 服を作る時、最初に一番大変な作業があると私は思う。
 型紙を写して、切る。そして型紙を布にのせて線を引いて裁断し、仕上がり線をゴロゴロとルレットで印付けする。
 この作業が本当に大変だ(と思う)。
 今日これを一気にやったので足が痛くなってしまった。明日に治っていればいいなと思う。
 一年か二年前にもソーイングをしたことがあるんだけど、この時は安価な布を使っていたせいか、切ったところがめっちゃほつれた。手縫いだから長い時間布端が手に触れていたりなんかして、大目に取って裁断した縫い代がどんどんフリンジになっていく恐怖(大げさ)。
 が、今年はお気に入りのお店を見つけて通販で布を買っているのだが、前のよりは高い布だ。タナローンって生地で、ビニール風呂敷かと思う程(例え……)さらっとぱりっと目が詰まっているというか、しっかり織られている。ビニール風呂敷とか言ったが、ビニールではない。
 そして、手縫いでのろのろ縫っていても布端はまったくほつれてこない。これにはびっくりした。こんな違いがあるものなのか。1着目はタナローンじゃなくてシーチングだったけど、これもほつれなかった。
 めちゃめちゃ高いものを買うのは無理だが(例えばマリメッコのやつとか、あれ、ほしいなって思う模様がたくさんあるけどリバティの倍ほどするから私には無理だ)、そこそこってところでいいものを買うのも結構大切な事かなと思ったりした。