氷上のデブ

思いついた、試した、いつまで続くか分からない。

タイトルメーカー原点に帰る

 「タイトルメーカー」の話はよく書いている。
 「いいタイトル」をお借りして、その中の単語を別の単語に入れ替え、よくわからないタイトルを作る装置だ。それはExcelを使って作っており、たくさんの単語をデータベースのシートに入れておき、そこから無作為に選ばれた単語を入れていく。
 これを修正しだしてから結構時間がかかってしまっていて、何度も何度もデータ部分、構文部分を入力し直した。タイピングが早くなったんじゃないかと思う程入力した(錯覚)。
 で、一昨日だったか、突然「この方式で俳句メーカー作れんか!?」ってなって、作ってみた。

 す、すごい……。俳句の破壊力すごい。元々俳句って好きだからエモい(?)。
 これを作っていて気付いた事がある。
 俳句だけどアイディア出しのためのものだからと季語のないパターンも作った時、イマイチいいのが出てこなくて首を傾げていた。そして、「季語か」と気付いた。人間が作る時には加減・調整するからそうでもないかもしれないけど、無作為で作る場合に季語の存在はめちゃめちゃデカいらしい。季語があると意味が通るような、きゅっとしまるような、そんな所がある。アクセントみたいに脳みそをえぐってくるんだよねぇ。
 という、素敵な俳句メーカーだが、その頃タイトルメーカーは……。

 意味不明さが爆裂していて、もはやアナーキーだ(?)。
 さらに、俳句は5・7・5で作るので、短歌も作れるのでは? という事でまたそれも作ってみた。

 エモいものを出してきた……。

 で、私はもはや「うちの子」と言っても過言ではない「タイトルメーカー」を振り返る。
 君のはっちゃけ具合は一体どうして?
 このことだ。
 それから俳句メーカーと短歌メーカーを成長させるためにデータをいじっていてまた気付いた。
 短歌メーカーはエモい言葉の連なりを吐き出してくれるが(俳句メーカーも短歌メーカーも決して俳句や短歌を吐き出している訳ではない)、俳句メーカーほどアイディアを突っ走らせる事はなく、それは言葉の多さにあるのだと私は気づいた。言葉の多さによってそのひと塊の言葉たちが色んな事を決めすぎているという事だ。
 逆に、タイトルメーカーは言葉の繋がりに破綻が多すぎて、アイディアの泉に到達できないものを作りすぎている。めっちゃいいものが来ることがあるんだが、その率が低すぎる。
 最初に作った頃はもう少しシンプルだった。
 ってことは……。色々考えた。
 この頃動詞も活用ごとにデータを作ったり、形容詞も使えるようにデータを作ったり……などなど。
 一つの構文(お借りした「いいタイトル」)の中で無作為に放り込む単語が多すぎるのだ。そうだ!
 そういう事で、また構文を全部入力しなおした。知らない人が見た時に、お借りしてきた元の「いいタイトル」をすぐ分かるくらいにしておいた。苦労して入力した動詞のデータなど殆ど使わない(泣ける)。

 小さくて見づらかったらごめんなさい。私は老眼なのでパソコンのモニターで見ているのに全然見えません(何とかしろ)。
 とにかく、暴れん坊ぶりが収まりました。いい塩梅でおかしなタイトルを叩き出してくれればいいし、エモ担当は俳句メーカーさんにお願いしよう。
 単語のデータは、無作為といってもデータ数が少ないと同じものがよく出る印象になるので、たくさん入れる。でも、季語って、参考にしているものから入れても、めっちゃ古風?なものははぶいたりなんだりして、数を増やすのにつらいものがあって、苦肉の策の「なんちゃって季語」みたいなものを捻り出したりしている。でもまぁ、自分のネタが出ればそれでよしということだ(わっはっは)。
 っていうか……いつになったらネタ出し作業に身を入れるんだよっていう(わっはっは)。