氷上のデブ

思いついた、試した、いつまで続くか分からない。

頑張れ二軍車、ありがとう車屋さん

 私の住んでいるのは田舎なので、車がとても大切だ。
 私のところはバスが一時間に一本とかいう事はないけれど(通勤通学の時間帯以外はそうかもしれない)、その路線がね、駅まで行くならそれに乗っていけるけど、それ以外……例えば最寄りの図書館へ行くにはどうかって話。
 車なら10分、15分で行ける。
 でもバスだと一度最寄りの鉄道の駅まで出て、そこから一駅電車に乗ってその後バスに乗り換え……ってなる訳だ。お金もかかるし所要時間となるとものすごくアレなのだ。そして帰りもソレだと思うと相当気分が萎える。
 余談だけど、昔大阪へ行った時、地下鉄に乗ろうとしていっぱい人がいすぎて乗れなくて「だははーん」ってなったんだけど、最後の「ん」をいい終える前くらいに次のやつがきて、見たら路線が違うとかじゃなくて普通に乗れるやつでビビった事がある。
 都会はすごい。バスもすごいんだろうと思うし、バスに乗らなくてもいい事も多そうだし。何なんだ、鉄道網。カッコよすぎじゃないか。

 ものすごく脱線した。

 とにかく私の住んでいるところは車がないと生きていけない。
 近くにスーパーが一軒あるだけで、コンビニもない。一軒あるスーパーも自分のお気に入りのじゃなくて、なんか……ちょっと、なんていうか、その……とにかくお気に入りのスーパーじゃないんだよ。
 だから車はとても大事。前述の図書館みたいな事案は大量発生している上、私は持病柄相当疲れやすい所もあるので密閉されながら移動できる車ってめちゃめちゃありがたい。
 なので、うちは家族の人数が少ないけど車が二台ある。これはちょっとした贅沢だけど、オトンが頑張って働いてくれたおかげで私はラクな療養生活をさせてもらっている。宝くじを当てて恩返しするつもりなんだけど、ちょっと、なかなか当たらない。
 とにかく車が二台あるんだけど、夏にちょっと事故をしまして。いや、当たられた、という認識なんだけど。向こうは違うみたいだけど私はそういう認識で、ま、それはいいとして、それ以降車がない。すぐに新しい車を注文したんだけど、このご時世、納車待ちがめっちゃ長い。もうそろそろとは思うけど。
 その間、二軍選手であった古い軽自動車が大活躍してくれている。
 が、20年も乗っている車だから結構ガタもきていて、窓がヤバい。窓の上げ下げをするモーターかなにか。歯車? よく分からないけど、こないだか助手席側の窓が、ボタンをちょっとさわっただけでスーッと全開になった。
 恐ろしい。
 その時はまた上がったのでホッとしたけど。
 でも、今日私が病院へ行くためにその軽自動車のエンジンをかけたら、例の窓がボタンもなにも触ってないのにスッと下りた。全開だ。「スーッと」じゃないんよ、「スッと」。それくらい素早く下がった。パワーウィンドウの装置は全くなんの抵抗もせず、窓ガラスの重さに降参しおった。
 で、その時、ボタンで窓を閉めようと思っても全く反応がなく、仕方なく私は肌寒い朝、助手席側の窓全開で病院へ行った。病院の駐車場でもずっとヤツは全開だった。
 でも、私は陽にあたためられたら復活するんじゃないかと思っていた。
 帰る時、薬局で、試してみたけどその時はダメだった。
 でも、家に帰って試してみたらなぜだかちゃんとその窓は閉まった。
 めでたし……!! これはこのまま絶対に触らないようにしないとダメだ! なんてオカンに言っていたら、優秀なおかんロボはなんと車屋さんに電話していて、後日営業の人が直しに来てくれるらしい! ありがたや。なんか、店のガレージは混んでいるらしいからうちに直しに行きますよなんていうありがたい営業さん。ありがたいよね。
 走るのは全然普通に元気に走る車だから、ま、新しい普通車がきても何があるか分からないし、オカンは普通車に乗るのは無理だと言うから、まだ頑張ってもらいたいね。
 よかった、ありがとう、車屋さん。

 一体なにを書きたかったんだ(定期)。